あなたの 「らしさ」 を大切に。

キャリアカウンセラー河野志織のブログ

独立して2か月。

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6月末をもって以前の会社(リクルートスタッフィング)を退職し、

フリーのキャリアカウンセラーとして

新しい一歩を踏みだしてから2か月弱。

自分の志を再度、表明したいと思います~。

 

*なぜ、キャリアカウンセラーを志したのか

 

私はリクルートに24年間在籍していました。

そのうちの22年間はリクルートスタッフィング

派遣ビジネスに携わり、法人営業から組織マネジメント、

最終的には部長として組織運営に従事。

多くの人に『なぜ、そのポジションを辞すのか?』と

聞かれました。

確かにせっかくのポジションだし、

何よりも組織に属している安定感は

捨てがたかったのは事実です。

 

でも私にはずっとやりたかったことがあります。

それが『キャリアカウンセリング』です。

派遣ビジネスに携わる中で、派遣で働く多くの人々と

出会い、仕事やキャリアの相談にのりました。

その中で人のキャリアに関心をもつようになったのです。

「人はどうしたらその人らしいキャリアを

 築いていけるのか?」と。

 

仕事の傍ら『キャリアコンサルタント

産業カウンセラー』の資格をとり、

いつかは人のキャリアに寄り添う仕事につこう。

そう思ったのです。

組織運営の仕事も嫌いじゃなかった。

ただ、私はどちらかというと

現場志向だったのだと思います。

 

*なぜこの歳で独立したのか?

 

私は自分の抱負を毎年、

残すことにしています。

もう15年以上続けていますが、

残していることは常に同じこと。

 

30歳の時の抱負。

『35歳までにはカウンセラーとして独立する』

31歳も32歳のときも同じことを書いていました。

 

そして35歳の時。

『38歳までにはカウンセラーとして独立する』

 

そして38歳の時。

『40歳までにはカウンセラーとして独立する』

 

そして40歳の時。

『42歳までにはカウンセラーとして独立する』

 

どうでしょう?これ? 

要は常に志は決まっているのに、

その実現のタイミングがどんどん先延ばしになっている。

そして気が付けば自分はもう45歳を

超えてしまっていたのです。

これはまずい。

これ以上、先延ばしにしたら、

やりたいことが思いっきりできる元気もパワーも

なくなっているかもしれない。

『いつか』やろう。なんて言いながら

『いつか』を待っていたら、

『いつか』が来るまでに自分は死んでしまうかも。

 

それが独立を決意した大きな理由でした。

 

ももう1つ。きっかけがあります。

実は私は在職中からパラレルキャリアをしていました。

(もちろん会社には兼業許可とって)

平日は本業の仕事。

そして休日は

営業女性向けのコミュニティ『営業部女子課』の運営に

携わっていました。

そこで働く女性対象に

キャリアカウンセリングも行っていたのです。

 

このパラレルキャリアが私が次のキャリアの

ステージに行くことを後押ししてくれたといって

過言ではありません。

先ほど言ったように『いつか』に待ったなしの状態。

今やらなくていつやるの?

という状態になったときに、

休日にやってたカウンセラー経験が

自信となり、

独立を思いきらせてくれたのです。

 

*キャリアカウンセリングでは何をするの?

 

これからの私は、キャリアカウンセラーとして

20代~40代の働く女性のキャリアに寄り添って

いきたいと考えています。

 

例えばこんな悩み。

 

・自分には何の強みもない。このまま何もできないままで、

 人生が過ぎていってしまっていいのか?

・何かをしたいけれど、何をすればいいのか?がわからない。

・今はいいけれど、今後は自分はどの方向性に進んでいけばいいのか?

・やりたことがあるのに、その実現方法がわからない

 

などなど。

 

また最近は女性の活躍も目覚ましく、それゆえの

悩みもあります。

 

・どうやって管理職を目指せばいいのか?

・どうやって人をマネジメントすればいいのか?

・なぜ、管理職を目指さないといけないのか?

・家庭と仕事の両立をどうすればいいのか?

 

そんな人それぞれのキャリアに関する悩みを、

まずは吐き出していただき、

その上で明日からの具体的な一歩を

歩みだせるように

一緒に解決策を考えていきたいと思います。

 

*これからの我々の働き方

 

これからは「100年生きる」とも言われています。

これまでのように60歳になれば定年退職して、

あとは悠々自適な生活を送る、

そんな世の中では

もはやなくなっています。

 

70歳まで働くのが普通の世の中がやってきています。

例えもし、働かなかったとしても、

60歳以降の人生はまだ長い。

60歳以降の人生をどうやって生きていくか?

人生60年と考えるのと、

人生80年と考えるのでは、

時間の使い方やキャリアの積み方も変わってきます。

だからこそ、自分の人生をどうやって生きていくのか?

そのことにみんなが向き合って考えるべき時代が

やってきているのです。

 

一人で悶々と考えるのではなく、

もっと気軽に相談し、

定期的にキャリアの棚卸をし、

次のステージの準備をしていく。

そうやって階段を1つずつ上るように

キャリアを築いていく。

そんな長い目でキャリアを考えるというお手伝いを

させていただきたいと思います。

常に伴走できる存在であれればと・・・

 

 

そしてもう一つ大切なのは、

キャリアを考えるのを個人の問題とせず、

企業においても従業員のキャリア育成の一環として

キャリアカウンセリングを位置づけてほしい。

そしてキャリア相談するのが『当り前』の

世の中を創っていく。

これが最終的な私の目標です。

 

 

 

 

 

 

 

人との『ご縁』を繋いでいくために心がけていること

みなさんは1回出会った方と、

その後、どのくらいの確率で2回目、お会いされますか?

 

セミナー、講義、交流会・・・・

そこで新しいご縁を築くことが頻繁にあります。

また何も考えずに出かけた先で、

初対面の人と仲良くなることもあります。

 

そして初めてお会いした方と

ありがたいことに2回目、お会いする機会に

私は恵まれているほうだと思います。

 

私から2回目のコンタクトをとることもあるし、

先方から2回目のコンタクトを

していただくこともあります。

 

私は先方からご連絡いただいた方とは

極力、お会いするようにしています。

 

だって、1度お会いして、

そのまま忘れ去られても不思議ではない中で、

どんな理由であれ、

私のことを思い出して、

コンタクトをとってきてくださるなんて

本当にありがたいことです。

 

*2回目もお会いしたい人って・・・?

 

ところで、初対面の人で

2回目に会いたいたくなる人とは

どんな人なのでしょうか?

 

・自分の世界を持っている人

・自分が思っていることを楽しそうに話する人

・相手の話に関心を示してくれる人、そして相手を否定しない人

・色々な経験を今までしてきている人

 

何だか話をしていると、

こちらまで楽しくてワクワクしてきてしまう。

なぜか相手のパワーに引き込まれてしまう。

そしてもっともっと、相手を知りたくなってしまう。

 

そんな風に思うことが多いですね。

 

 

だから初対面で『話し足りなかった~』

と思う方には、

2回目のコンタクトをさせてもらって、

『もっと話しを聞かせてください!』と積極的に

アプローチさせていただくことも少なからずあります。

せっかくのご縁ですから、

1回切りにするのはもったいないでものね。

 

*初対面の方に心がけていること

 

そして私が初めてお会いした方に対して、

できるだけ心がけていることは、

お会いした当日、遅くとも2日以内には、

ご挨拶させていただいた方に

お礼の連絡をしています。

だってお話しさせていただいて、

本当に楽しかったから。

それに対して、『楽しかった!』と

お礼を言うのは至極普通のことかなと。

そしてそこで少しでもご縁をつながせていただくことで、

またお会いしたな。

と思った時に2回目の連絡がしやすくなる

 

逆に、先方からもコンタクトをいただいた際には、

同じく、思い出してもらえたことに感謝をしながら、

2回目にお会いする約束をしますね。

 

*いつか会いましょう。は次に繋がらない。

 

『またお会いしたいです』

とメッセージをいただいた場合には、

『では○○日に会いましょう!』

返信しています。

『そうですね。いつかまた会いましょう

と返すのはNGかと。

 

せっかく会いたいといってきてくださったいるのに、

『いつか会いましょう!』は

そんなに興味がありません。と言っているような

感じかな~と私は思ってしまします。

『いつか』ほど永遠に実現しないことはないですから(笑)

 

人とのご縁をつないでいくときには、

ちゃんとご縁がつながるように

その『場』をセッティングする必要はあるかと思います。

これ、鉄則。

誰かが縁をつないでくれる。

紡いでくれる。

と思って、他人にゆだねるのはNG.

 

素敵な方とのご縁は、

自ら主体的にどんどん繋がっていく、

繋いでいくことが肝要かと思います。

 

とにかく『場』を設定すること。

これに限りますね。

そうすると2回目、3回目とどんどん繋がっていく。

人とのご縁というのは、

主体的に自分が動けてこそのことなのではないかな~

最近、強く思うのです。

 

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 *『場』を作って縁をつなげていく

 

ちなみに先日も、

頑張る若者と母校でランチ。

彼女とも出会って2回目。

でも話していて知り合ったばかりとは思えないほど、

楽しが盛り上がりました!

 

今回は彼女から『会いましょう!』と

連絡をいただきました。

もちろん、とっても魅力的な若者だったので

私も喜んで2回目の対面~。

20歳も離れているのに、

彼女から絶大なるパワーをもらいましたよ。

 

なかなか、人とのつながりが広がっていかない!

と嘆いている方がいたら、

まずは自分からコンタクトをとるようにしてみてください。

先方から2回目のコンタクトをしれくれるのを待つようでは、

何も広がりはないです!

 

もちろん、『2回目も会いたい』

と思ってもらえる人になりたいけれど、

思ってもらうの待つよりも、

自分から会いに行ってみましょう。

どんどん、世界が広がって、

楽しい経験も増えていくと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ひと手間かけて感謝を伝える~ポチ袋~

ちょっとしたことなのですが、

ポチ袋を活用されることはありますか?

 

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本当に些細なことなのですが、

私はお金を人に渡すときに、

そのまま渡すのがちょっと苦手です。

 

呑み会を一括で代表者に払ってもらった後に、

一人○○円!と後日徴収がかかった時。

誰かのプレゼントを代表者が購入してくれて

そのあと、有志で割り勘をするとき。

 

おひとり○○円でお願いします!」と

言われて、

「はい!お金!」と渡すのもいいのですが、

なんとなくお金は何かに包みたくなるのはなんでだろう?

 

今回ははポチ袋が切れてしまっていて、

急遽、家にあった折り紙でポチ袋をつくり、

お金を包みました。

 

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 折り紙をのりしろができるように3等分。

のりで張りつけて、

底を織り込み、同じく糊付け。

・・・・ではい!出来上がり。

1分もあれば簡単にポチ袋のできあがり!

 

これにお金を詰めて、

ありがとう!のメッセージ一言添えて、

代表者にお返し。

 

100%自己満足だと思いますが、

これで少しは感謝の気持ちが伝わるような

気がして・・・

はい、本当に自己満足です。。。。

 

100均ショップ行けば、

ポチ袋5枚で100円で買えます。

が、折り紙(千代紙がgood)であれば、

もっとたくさんのポチ袋が100円で作れます。

作る手間は1袋=1分!

 

ちょっとした手間で、

自己満足ですが、

少し気持ち的に余裕ができて、

他人を思いやる気持ちができる。

そんな些細なことを

大切にしたいと思っています。

 

転職に学歴や年齢は関係ある?

 

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カウンセリングで

  『転職』

 の相談をうけることが

よくあります。

 

①次の自分のキャリアの方向性を決めたい。

②自分に合っている仕事や企業を一緒に探ってほしい

③具体的な転職方法を知りたい。

 

この3点が相談内容としては圧倒的に多い。

 

のですが、時々、

 

自分の学歴や年齢が転職阻むのではないか?

 

というご相談もうけます。

 

*なぜ、そう思われるのですか?

学歴のない自分は転職はできないのではないか?

年齢が35歳を超えたら、どこも雇ってくれないのではないか?

 

そう不安を抱える相談者。

 

そもそも、そのことを不安に思うということは、

不安に思うに至ったきっかけや経験が必ずあるものです。

何かをきっかけに学歴や年齢がネガティブなものだと

考えてしまった相談者。

 

お話を伺って、そう思うに至った理由が

わかりました。

多くの方々が、

周囲の人に

 

『あなたは大卒じゃないから転職は難しいのでは?』

『年齢的に転職するなんて無謀でしょう?』

 

と散々、言われていらっしゃいます。

 

そのことを聞く度に、

私は悲しくなってしまいます。

いつの時代のことを言っているんだろう?

・・・・と。

いまだにそんなに古いこと

言っている人がいるなんて・・・・・

 

相談者の方々は、今までそれはそれは真面目に

仕事に取り組んできており、

会社からも評価をされていらっしゃったことは

お話しを聞きていてわかります。

会社のコアの部分の仕事を任されてやっていらっしゃる。

しかもリーダーという立場をご経験している方もいる。

 

何故、その方に対して、

周囲の人は『転職なんて無理』だなんて言うのでしょう?

本当に『大卒じゃないと無理』と思っていたのでしょうか?

 

これは私の推測ですが、

おそらく

『学歴がなくて年齢が高いあなたは転職が無理』

と言った人は、

相談者の方が転職するのを

引き留めたかったのではないかと思います。

 

だって、『転職なんて無理』な方に対して、

会社の中枢の仕事やリーダーなんて任せませんから。

むしろ『辞められては大変!』と思って、

少々、脅されたのでは?というのが私の推測です。

 

 

*転職に学歴や年齢は関係ある?

 

『全く関係ありません』

 

そう言ったらウソにはなります。

中途採用にあたって、

学歴や年齢を気にする会社が全くないわけではありません。

 

ただ新卒採用であればいざ知らず、

中途採用に於いては、少なくとも『学歴』は

そこまで重要なポイントにはならないと私は考えています。

 

なぜか?というと。

 

まず新卒採用においてお話ししておくと、

新卒採用は採用の判断材料が少ないのです。

 

学生時代にやっていたバイトやサークル活動は

学生が持っている潜在能力を

ある程度憶測できたとしても、

それだけでは充分な材料にはなりません。

もちろん、仕事に対するスタンスや、

応募者のお人柄を推測する材料にはなりますが。

でもそれでは全然充分ではない。

よって結果的に学歴に頼ってしまうんです。

 

本当に面談者に人を見極める目があれば、

学歴に頼らずとも、

相手の人となりがある程度、

わかるんですけれどね・・・。

 

さて、今度は中途採用です。

中途採用となると、

これは話が変わります。

 

私も多くの転職者の方々の支援をさせていただいている中で、

正直、学歴を判断材料にしたことは

あまりありません

それよりも、転職者の方が今まで

『何を経験してきたか?』

『これからどんな力を発揮してくれそうか?』

それが学歴や年齢よりももっと大切なことです。

  

例えばある企業で経理の仕事ができる人を

探しているとしましょう。

一人は大学卒だけれども、前職は営業職しか経験がない。

もう一人は専門学校卒だけれども、

経理の実務経験が3年あって、

決算もひとりで行っていた。

 

さてどちらを採用するでしょうか?

 

その企業が人を採用する募集背景にもよりますが、

中途採用をする企業は比較的、

即戦力を求めていますので、

学歴よりも即戦力になる人を採用する可能性が高いのです。

 

中途採用になると、

研修など教育の時間をかけていられない

それが企業の本音です。

であれば、前職の会社で教育を施してもらい、

一定の実績と経験を積んできている人のほうが、

入社後、現場で即戦力となってくれる。

そう企業が期待し、学歴に関係なく経験重視で

採用をしようと思うのは道理のある選択ではないでしょうか?

 

ちなみに『年齢』については、

企業も少々考慮するポイントかもしれません。

それは一般的には年齢と給与が連動する。

という昔ながらの日本的な人事制度を

とっている企業がまだまだ多いせいです。

 

『この仕事を担ってくれる人に○○円の給与を払いますよ』

という欧米的なジョブありきの人事制度であれば、

その仕事を担う人間の年齢なんて関係はないのですが、

日本の場合はジョブに人がつくのではなく、

人にジョブがついてくる傾向が強いので、

どうしても『人』をベースに給与も考えられてしまいがちです。

 

よって年齢が高いければ、

一般的には給与も高く払わないといけない。

と企業は思うわけで、

そうすると高い給与を払いたくない企業は

採用する年齢についてはある程度の考慮をすることになります。

 

でもこれも最終的には

年齢を凌駕する『経験』さえあれば、

関係なくなりますけれども。

企業が口から手がでるほどほしい人材というのは、

かなりの経験を積み、実績を出している人。

そんな人は20代のうちにめったにいるものではなく

(そもそも20代の経験はまだ経験を積んだうちに入らない)

往々にして年齢を重ねていることが多いですから。

そのくらい実績のある人あれば、

多少年齢が高くても、

その実績に企業は給与を払おうとします。

  

 

*要は今まで何を経験してきたか?

 

ということで

結局は、転職するにあたって、

大切なことは3つ

 

・今までどんな経験を積んでたのか

・自分が人より得意なことは?何を強みとして仕事に活かせていけるのか

・転職先で自分の今までの経験をどのように役にたてることができるのか

 

これが明確になっていることが

非常に大切だと思います。

年齢や学歴を心配するよりも、

自分が積み上げてきた経歴をきちんと棚卸し、

次のキャリアでどのように生かしていけるのか?

それを丁寧に整理し、言語化することを

転職する際には最優先に行うことを

私はいつもお伝えしています。

 

少なからずの時間を、費やしてきた仕事。

自分では気が付かなかったとしても

必ず、他の人よりもうまくできること、

世の中に役にたてるスキル、

そんなものがあなたの中には眠っています

 

『そんなのない!』という方は

本当は気が付いていないだけです。

もし自分の強みや役にたつことが

ご自身で見つけることができないとすれば、

また自分に自信が持てないとすれば、

それは気が付いていないだけですので、

それを引き出すことのできる

第3者と客観的に経歴を見直すことをお薦めします。

 

それしても、

前述の相談者の方々は

『学歴』と『年齢』で転職はムリ。

と言われ続け、自分に自信を持つことができず、

転職することとに不安を感じていらっしゃいました。

そんな無責任な言葉に惑わされ、

不安に思っていらっしゃった相談者の方の

気持ちはいかほどのことだったかと思います。

 

今時、『年齢』や『学歴』を

転職の最大の障壁と思っている方々が

まだたくさんいるとしたら、

それはそれで問題です。

転職市場の正しい情報を

客観的にお伝えするのも

私たちキャリアカウンセラーの

大切な役割だと今回の相談を通して、

私は改めて強く思いました。

 

 

もしキャリアの棚卸をしたい!

思っていらしゃる方はお気軽にご相談ください。

 

こちらにコメント頂ければご連絡差し上げます。

 

 

 

 

”女性の『学び』応援フェスタ” から私が学んだ2つのこと!

先週の日曜日のことになりますが、

文部科学省主催の

『女性の学び応援フェスタ in TOKYO』

わが営業部女子課も参加させていただきました。

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主催の趣旨としては

 

女性が『学び』を通じて能力を高め、

経済活動や活気のある地域社会づくりの

担い手として活躍することを応援していこう。

 

そのために具体的な『学び』の場を提供している

団体の事例の紹介などをしましょう。

というものです。

 

当日は全国から20団体が参加し、

各ブースに分かれて活動の内容を具体的に紹介。

また特に

 

◆とよなか男女共同参加推進センター

◆世田谷区立男女共同参画センター

特定非営利活動法人

 女性の安全と健康のための支援教育センター

 

の3団体の具体的な事例を実際に代表者から伺うという

時間もありました。

 

営業部女子課も結構、精力的に活動をしていると

思っていまたが、

全国には同じように女性活躍のために学習の場を

提供している団体がたくさんあることを知り、

刺激されるとともに、

非常に心強い思いを持ちました。

 

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*フェスタを通して感じた大切なこと2つ

それは

①学んだことを実際の経済活動や社会へ具体的に接続していくこと

②小さな試みを内輪だけで終わらせるのではなく、

 それをいくつかつなぎ合わせて大きな力としていくこと

です。

 

①については当日、登壇者として出席されていた

聖心女子大学キャリアセンター長の大槻奈巳さんも

ご指摘されていましたが、重要なポイントかと思っています。

『学習』したことがその先、具体的に経済活動や社会で活かされなければ、

学習は単なるお勉強で終わってしまいます。

 

よく専門学校やスクールで『資格』はとったがいいが、

実際の会社では役にたたない。

資格取得だけで終わってしまった。

ということがあるのと

一緒ですね。

 

我々、学習の提供者としては

学習の先の接続まで意識して、場の提供をしていくことが

今後は求められているのっだな、と強く思いました。

もちろん、それは学習者の主体性の問題だという声も

あろうかとは思いますが、

ただ、社会とのつながり方がわからない。

というのも本音かと思います。

 

*1+1=2以上を作り出すこと

②について。

今回、20団体の方々が参加され、

その後、懇親会も催され、交流を深めることができました。

各団体は全国で非常に精力的に活動されています。

ただ何せ、1団体の力だけでは活動に限りもあり、

それこそ社会に影響をあたえていくためには、

力不足な点もある。

けれども、1+1になれば、それは1+1=2以上

力が発揮できるのではないかと思うのです。

 

ある団体の得意な分野と、違う団体の得意分野を

併せもてば、新たな分野を切り開くことができる。

そこで学習の場を発展させることも可能かと思うのです。

 

例えば、今回、ブース参加されていた

札幌市男女共同参画センター様に

以前より営業部女子課はお世話になっており、

実は2月18日は

 「営業部女子課と考える未来の働き方」

の公開イベントを

札幌男女共同参画センター主催のもと、

営業部女子課&GoogleWomenWill様と一緒に

開催させていただき、大盛況でした。

 

こういったように、お互いの良さをつなぎ合わせることで

化学反応が起こって

新しい何かが生まれることがあるわけです。

だからこそ、是非こういうフェスタを

それこそフェスタ開催だけで

終わらせずに、

参加団体が次につながっていけるように

したいものだ、と強く思っています。

 

*志同じくするコミュニティ 

ちなみに今回、事例紹介はされていなかったのですが、

女性士業の会assemble⁺(アセンブル・プラス)

の方々が、

フェスタに参加されていました。

www.jyosei-kigyou.jp

アセンブル・プラスさんの活動のゴールは

営業部女子課のそれと非常に似ている。

女性自らが、自分らしく働くために

日々、研鑽し、社会を変えていこうという

志は本当に共感でした。

 

今後は女性士業の会×営業部女子課

何かケミストリーを起こせることがないか?と

近々に画策中です。

 

そんなこんなで、

この学び応援フェスタは、

まさしく学びの多いフェスタでした。

そして改めて、ここで学んだことを

自ら、社会に接続し、スケールしていくべく

私自身も活動していこうと心新たに思っております。

 

 

 

 

 

2月14日は結果的に人生を左右した日だった・・・!

2月14日はバレンタインデー。

この日ばかりは、チョコの押収が繰り広げられ、

会社の机の上にはチョコが山となっている男性社員もいました~。

『チョコのお返しが大変そうだな・・・』なんて

不届きなことを思ってしまうのはきっと私だけでしょうね(苦笑)

 

そんな中、私はバレンタインデーというと

チョコより入試を思い出してしまいます。

 

そう、数十年前の2月14日。

この日は大学入試の真っ最中。

2月14日は私の運命を左右した大学の入試日だったのですよ。

だから2月14日というと、

私はチョコレートよりも入試を連想してしまうという、、、、

まあ、ロマンチックとは程遠いわけです。

 

2月14日に受験した大学に、

私は結果的に入学しました。

実はこの大学は第3希望。

他の大学はことごとく落ち、

奇跡的に?合格したこの大学に入学したわけですが、

結果的にはこの大学で過ごした4年間はかけがえのない日々となり、

今となっては本当に本当にこの大学で過ごした4年間は私の宝物。

そのあとの自分の考え方にも影響をあたえたと思っています。

 

思い返せばそもそも母校になるこの大学を受けるに至ったのは、

ちょっとしたことからです。

私は大学はバンカラ系を好んで志望していました。

第1志望から第3志望まですべてバンカラ系。

でもある日、高校の教室で私の隣に座っていた親しい友人に、

『どこの大学を受けるの?』と尋ねた時に

『○○大学』という名前が返ってきたのです。

正直、○○大学はミッション系の大学で、

私はこれっぽっちも志望していませんでした。

 

でも、親しい友人がそれはそれはいい大学だと

力説するもので、

思わず、第3希望をこのミッション系の大学に変更したのです。

 

まあ、あまり拘りがなかったと言えばそれまでですが、

当時の私はそのくらい、大学選びに意志がなかったとも言えます。

 

・・・・・でその○○大学を数十年前の今日(2月14日)に

受験して、無事、合格したわけですね。

他の大学はぜ~んぶ落ちてしまっていたので、

図らずもこのミッション系の大学に通い始めたのです。

 

数十年たった今。

2月14日に受けた私の母校。

本当に通えてよかった~と何年たっても思います。

 

でも不思議ですね。

自分が敢えて志望していたわけではない大学に、

友人の一言で受験するに至り、

結果的にその後の自分の人生に多大な影響をあたえた。

あの時、友人の一言がなかったら、

一体私はどうしていたんだろう?

浪人してバンカラ系の大学に通っていたんだろうか?

そうしたら、また別の人生があったのかしら?

 

わからないですね。

人生は・・・

何がきっかけになるか。

 

でも私がいつも師事している

『クランボルツ博士の計画的な偶発性』

 

人生の起こるあれこれは、

偶然に起こったようであっても、

実は計画されている。

その偶然にタイミングよく乗れるか、乗れないか。

乗れる準備ができているか?

それが結構、大切だったりする。

 

私のこれまでの人生は、

全てが計画的な偶発性の積み重ねだったと思います。

だから、私はあまり綿密に自分の人生を計画はしない。

その時、その時で『これかな?』と思った直感のようなものを信じ、

その代わり、信じたからには、

選んだ道を100%の力で楽しみ、生きていく。

そんな人生の歩み方をしています。

そしてこれからもそうなのかな・・・と思っている。

 

毎年2月14日は、

そんな自分の生き方を省みる日となっています。

 

忘れなれないバレンタインデー。

チョコレート渡すのを忘れても、

緊張しながら受けた大学の試験のことは

絶対に忘れません・・・・・(苦笑)

 

 

 

強い情熱を持つということ

久しぶりに小説を読みました。

最近、ずっと実用書ばかりを読んでいたから、

たまにはライトな感じの本が読みたくなって・・・・

 

原田ハマ。

この人の小説が結構好きです。

10年以上も前に『カフーを待ちわびて』を

読んでファンになりました。

 

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

 

  

この作者。

大学卒業後、伊藤忠商事、森ビル美術館、

ニューヨーク近代美術館に勤務ののち、

フリーのキュレーター、カルチャーライターを経て小説家になっている。

 

それだからなのか、

小説がどことなくアートの匂いがちりばめられているのが

私は好きです。

 

で、今回読んだ本はこれ。

『風のマジム』

 

風のマジム (講談社文庫)

風のマジム (講談社文庫)

 

 

主人公は沖縄の通信会社で派遣社員として働く20代OL。

名前はマジム。

そのマジムが社内で公募された新規事業に意を決して応募する

というところから物語がスタート。

その新規事業はなんと『沖縄産のラム酒を作る』

というもの。

ラム酒』を作るなんて、そうそう簡単なことでないことは

物語を読んでいてもわかります。

酒のことを学び、酒を造る工場の立地場所を探し、

醸造家を探す。それ以外にも酒類販売の資格をとったり、

売るための物流を確保したり。

とそれはそれは途方もない調整が待ち構えている。

それを丁寧に1つずつ乗り越えて、

最終的に社内選考を勝ち抜いて、本当に『沖縄産のラム酒』を

製造するというサクセスストーリー。

 

まあ、こう書いてみると

派遣社員の女性が、一念発起して『ラム酒』製造会社の社長になるという

だけなんですけれども・・・(笑)

 

でも私がいいな~と思うのは、

そのサクセスストーリーではなく、

マジムが本気で『沖縄産のラム酒』を作ることに

全身全霊を注ぐところ。

成功するとかしないとか、ではなく、

世界一おいしいラム酒を作りたい。

作って、人に飲ませてあげたい。

ただただ、そのことだけを純粋に思っていて、

変なビジネス上の邪な考えなんて、

ひとっつもないということ。

 

やっぱりね、

本当にいい仕事や本当に人の役にたつ仕事は

真心を込めて取り組み、相手に真摯に向かい合ってではないと

生まれてこないものなんだよな~と

改めて思ったわけです。

 

自分はここまで『作る』ということに情熱を持っているだろうか?

自分はこれほどまでに誇りをもって、そして相手のために心からの

『サービス』を提供しているだろうか?

そもそも自分の仕事にここまで没頭できているだろうか?

 

そんなことを考えてしまった・・・・

 

さて、この本のマジムは

実在の女性をモデルにしているとのこと。

沖縄の民間企業の派遣社員だった金城裕子さんが

設立したラム酒製造会社『グレイスラム』が

本当に沖縄にあるという。

 

HPみたら本当に!

www.rum.co.jp

これ、絶対に飲みたい!

 

それにしてもかっこいいですよね~。

自分の夢を実現するために自らが

行動をする人。

夢を最後まで追い続け、それを本物にする人。

夢を夢で終わらせない人。

 

それができる人とできない人の違いは何だろう?

きっとそれは、自分の仕事や夢に対しての

本気度なんだろうなあ。

『できたらいいな』では弱い。

『絶対に実現したい』という強い思い。

この信念を持ち続けられる人が、

最後に『人を感動させる』何かを創りだせるのだと

思います。

 

いくつになってもそういう人間でありたいな。

そう思ってやみません。